地方創生という理想の終わりとはじまり。
北海道という土地で仕事をはじめてもう、6年が経とうとしている
多くを求めなければ、なんとでもなる。何が言いたいのかというと、
つい先日、会社員時代の同僚と飲みに行った。
世界はもっと広いですよ。
今の先輩を見てると悪い意味で大人になるってこういう事かと思い ます…
もう充分じゃん。東京に戻ってこいよ。昔は情熱家だったじゃん!
広告業界はデジタル要員の人材不足だからまだなんとかなるって。
前述のように僕は独立して5年。年齢も年齢なので、
悔しい半面、少し嬉しいと感じてしまったのは何故だろう。
東京を離れる前の志しと、
僕は彼らの言葉をこんな風に解釈していた。
寝る間も惜しんで働いていたのに、あの情熱はどこにいったの?
そんな事で、お前の理想は実現できるの…?
現実逃避して楽な環境に身を置きたいから、東京を離れたのか…?
大口叩いて出て行った割に、
お前はそんなにちっぽけな奴だったのか…?
何年も会ってなかったのに、
地方創生…
それは、とても耳障りの良い言葉だ。
当時の僕は自分の理想は地方創生だと信じて疑わなかった。
理想というよりは妄想を膨らませ、北海道の地に帰ってきた。
現実の僕はどうだろう。
もっと泥水啜って、カッコ悪くても良いから…
自分が信じた事やってみろ よ。
あの飲み会で、一番刺さった言葉だ。
真剣な眼差しで面と向かって、
あの場でも言ったけど、札幌に帰って、
あー、あー、やってやるよ!せいぜい見てろ! お前らが想像も出来ない事をやってやるからなっ! 地方を舐めてると痛い目見るぞ。今の時代、 場所なんて関係ないんだから…ネットビジネスってそういうもんだ ろ!
僕の理想はまだ、はじまってすらいない。
見てろよ、お前ら。