地方創生という理想の終わりとはじまり。

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北海道という土地で仕事をはじめてもう、6年が経とうとしている。時が経つのはびっくりするほど早い。法人化してからは4期が終了し、独立してからはもう5年以上が経過している。今、僕がこうして会社運営をできているのは単純に一人でやっているから。そして、何よりも数少ないクライアントさんに生かされているからに過ぎない。

多くを求めなければ、なんとでもなる。何が言いたいのかというと、僕は経営者としてのチャレンジをしてこなかったという事だ。

つい先日、会社員時代の同僚と飲みに行った。そこで言われたことには感情を揺さぶられた。

 

世界はもっと広いですよ。今の先輩を見てると悪い意味で大人になるってこういう事かと思います…

 

もう充分じゃん。東京に戻ってこいよ。昔は情熱家だったじゃん!広告業界はデジタル要員の人材不足だからまだなんとかなるって。

 

前述のように僕は独立して5年。年齢も年齢なので、こんな風に言われることは滅多に無くなってきた。普通はここまで言われたら、僕だって憤慨するはずだ。

悔しい半面、少し嬉しいと感じてしまったのは何故だろう。

東京を離れる前の志しと、現在の僕自身とのギャップに気がついてくれたからだ。もう何年も会ってなかったのに…ダメな自分を正直に指摘してくれる仲間、そういう存在の大切さを僕は改めて実感していた。

僕は彼らの言葉をこんな風に解釈していた。

 

寝る間も惜しんで働いていたのに、あの情熱はどこにいったの?そんな事で、お前の理想は実現できるの…?

 

現実逃避して楽な環境に身を置きたいから、東京を離れたのか…?

 

大口叩いて出て行った割に、お前はそんなにちっぽけな奴だったのか…?

 

何年も会ってなかったのに、僕が何年も自問自答し続けてきたことを、ストレートにぶつけてくれているように感じた。

 

地方創生…

 

それは、とても耳障りの良い言葉だ。

当時の僕は自分の理想は地方創生だと信じて疑わなかった。インターネットビジネスでそれが出来ると本気で思っていた。仲間も、同僚も、先輩も後輩たちの言葉にもさえも耳を貸さずに、僕は東京を離れた。

理想というよりは妄想を膨らませ、北海道の地に帰ってきた。

現実の僕はどうだろう。もう何年も理想と現実との狭間で燻っている。認めたくない現実から目を背けては、お酒飲んでごまかしてきた。

 

もっと泥水啜って、カッコ悪くても良いから…

自分が信じた事やってみろよ。

 

あの飲み会で、一番刺さった言葉だ。

真剣な眼差しで面と向かって、そんな事を言われた僕も思わず目頭が熱くなってしまった。仕事ってこうあるべきだよねと。改めて感じた。

あの場でも言ったけど、札幌に帰って、改めて彼らにはこう言いたい。

あー、あー、やってやるよ!せいぜい見てろ!お前らが想像も出来ない事をやってやるからなっ!地方を舐めてると痛い目見るぞ。今の時代、場所なんて関係ないんだから…ネットビジネスってそういうもんだろ!

 

僕の理想はまだ、はじまってすらいない。

見てろよ、お前ら。

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